講義4-1: 複雑なモーションの作り方
第3回では,一つのモーションの編集方法を学びました.
この回では,複雑なモーションをどう作るか?という点からモーションデータを考えてみましょう.
映像制作でのモーションキャプチャ―
まずは,こちらの例を見てみましょう.
モーションアクターの表情や身体の動きを全フレームキャプチャーするような仕組みを想像できます.
この条件でモーションを編集するとすると,
- モーションに含まれているノイズを綺麗にする
- 動きのタイミングやポーズをCGキャラに合わせて誇張する
ような編集となり,第3回でやったようなモーション編集が考えられます.
ゲーム制作でのモーション合成
では,ゲーム制作の現場ではモーションはどのように扱われているでしょうか?
通常,コントローラーで操作することになるので,モーション全てを記録しておくことはできません.
こちらの例では,予めキーとなるモーションをいくつか登録しておいて(歩く,走る,ジャンプ,倒れる等), ユーザーからのキー入力やイベント変化があった時にモーションを切り替えるような構成をしています.