講義1-1:3DCGの仕組みとモーションデータの基礎
3DCGの仕組み
仮想的に三次元の世界をシミュレーション
- コンピュータの中に人形で作られたミニチュアがある感覚
- CGキャラをそのミニチュアの中で自由に動かせる
- ライティングを当てて見た目を調整できる
- 映像を撮るためのカメラ自体もこのミニチュアの中に設定されている
- 仮想カメラから見た風景が最終映像として出力
Motive, Blenderなどの3DCGソフトウェア ⇨ コンピュータ上のミニチュアをデザインできるツール
モーションキャプチャーとは
※ 現実世界の人の動きを3DCG側に取り入れる
現実空間でのキャプチャー
- 光学式マーカーの動きを追う ⇨ 時系列のモーションデータとして抽出
- 10台の赤外線カメラ
- 40個の光学式マーカー
3DCGのアニメーション
- キャプチャしたモーションを3DCG側で再生
- IK技術: マーカーの動き⇒CGキャラの関節の動きに変換
- スケルトン法: CGキャラを動かすための骨組み
※ これらについては,第3回の授業で補足する.
モーションキャプチャの事例
最近の映像制作: パフォーマンスキャプチャが主流
- モーションキャプチャ(身体の動き) + フェイシャルキャプチャ (顔の表情)
カメラの位置も3DCG側に取り込む: バーチャルカメラ